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執筆者:鈴木 拓(すずき たく)のプロフィール
個人英語教室(ネット版)のイングリッシュティーチャー。年以上にわたり、名様以上に英語指導。『日経WOMAN』『English Journal』等掲載。

昔は通信簿2(5段階、公立中学)、偏差値30と英語が苦手。1年でTOEIC 900点TOEIC 990(満点)、英検1級(2次試験はほぼ満点)

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英語リーディングができるようになるには

「英語リーディングができるようになるには」

■リーディングができるようになるまでのプロセス

メルマガではよくお話させていただいておりますが、私は、英語の基礎は、

語彙、英文法、リスニング

の3本柱だと考えております。


そして、それ以外のものはすべて応用でして、基礎ができていない状態で応用をやっても、非効率的で、

努力が「ザルに水」

の状態になってしまう可能性が高いです。


リーディングも応用でして、

「英語が読めるようになりたいから、英文を一杯読まなきゃ」

と単純に

「リーディングができるようになりたい=リーディングを一杯やれば良い」

と思っている方が多いですが、それは基礎ができている人に限られます。


これは英語が苦手だった時代の私(通信簿2(5段階)、偏差値30)が身をもって体験しているのでよくわかります。

ひたすら英文を一杯読んで何カ月もがんばりましたが、点数は逆に下がり、その後、基礎からやり直したところ英語ができるようになり、今では、TOEIC 990(満点)、英検1級まで達したと言う経緯があります。


リーディングができるようになるプロセスは以下の通りです。

1、基礎的な単語帳を1冊終えるぐらいの語彙力をつける

2、英文法を暗記ではなくしっかりと理解する

3、英文法の知識を使った正しい読み方を取得する

4、あとはひたすら英文を読みまくって力をつけるだけ。その中で、3の方法を実践し、精度を高めると共に、1では出てこなかった語彙を覚えて行く

これは必ずしも1→2→3→4を順番に1つ1つやらなければならないわけではありません。

例えば、1と2は並行してできますし、2と3も同時に行うことができます。

しかし、いきなり4はできません。

いきなり4から始めてしまう方が多いのですが、それは1〜3を終えた人にとってのみ有効な方法なのです。

■実戦でしか身につけられないこともある

先ほどのプロセスの1〜4は大きく分けると、1〜3が練習。4が実戦とわけられるかと思います。

ということは、見方によっては、

「3までの練習により必要なスキルはすべて取得しており、スラスラ読めるんだなぁ」

と見ることもできます。


しかし、実際はそうではありません。

1〜3の練習は非常に大切で、繰り返しになりますが、これをやらなければ4をやっても意味は薄いです。

しかし、実戦も大事でして、実戦でしか身につけられないこともあるのです。


語彙の面から解説すると、これは非常にわかりやすいです。

1のプロセスで身につけられるのは単語帳に出て来た単語だけです。しかし、英単語というのはそれこそ無限にあります。

日本人が日本語を読んでいても知らない単語が出てくることがあるように、すべての単語を覚えるというのは事実上不可能。

なので、英語でも当然知らない単語が出て来て、それは実戦で覚えることになります。

基礎単語すら知らないと実戦ができないので、最初は単語帳を使いますが、

基礎単語を覚えたら実戦に出るべきです。
(あくまで語彙に関しての話。当然、英文法もやる必要があります)

いつまでも単語帳だけをやっていたのでは、いつまで経っても実戦に出られません。


それに、リーディングには英文法でも語彙でもない、「慣れ」も必要なのです。

例えば、「代名詞」。

「これ」「あれ」「彼ら」と言った、

「1度登場したものの繰り返しを避けるために使う品詞」

です。


例えば、

In the press conference, the company announced that the product it released yesterday would attract a number of people.

という文。

itという代名詞がありますが、これは何を指しているのでしょうか?

英文法の知識があれば、

「itは前に使われた可算名詞単数、あるいは不可算名詞を指す」

と言うことはわかります。

しかし、それに該当するのは、

the press conference
the company
the product

と3種類あるのです。


どれかを絞るには「意味」で考えるしかありません。意味が一番通るのはthe companyですから、これなのだろう、とわかります。

しかし、意味というのは主観的で、基準がなんともあいまいです。なので、どうしても感覚に頼ることになります。

そして、感覚というのは人に伝えることが非常に困難です。

現に、先ほどの英文を読んで、

「いや、そりゃ、itはthe companyに決まってるでしょ。いちいちそんなの考えなくても、そんなの感覚でわかるよ」

という方も多かったと思います。


しかし、そういった方も、「なぜか?」と聞かれると困ると思います。

「それじゃないとおかしいと感じる」
「自分は自然とそうだと判断してしまう」

という答えになると思います。


そして、こういった感覚というのは、

「今まで、経験を積み上げて来て、その経験から身に付いた感覚」

です。

感覚というのは、知識と違って何かを学べば身に付くものではありません。経験を繰り返し、それが徐々に定着するものなのです。

こういった「感覚」「慣れ」と言ったものは実戦でしか身につけられません。

■英語特有の表現

英語特有の表現も、「慣れ」が必要です。

例えば、

His beard makes him look older.

という言い方。

直訳すると、

「彼のヒゲが彼を年上に見せさせる」

という意味ですが、日本語ではこういう言い方はしません。

日本語では、

「ヒゲのせいで、彼は年上に見える」

と言います。


英語と日本語は別の言語である以上、こう言った

「日本語にはないけど、英語にはある表現」

というものがあるのです。こういった英語特有の表現は日本語(国語)が得意な人ほど苦労します。


こういう英語特有の表現を読むコツはあります。

「日本語にとらわれないで、字面にとらわれないで、論理的に何を言いたいのか考える」(そもそも、英語を読むのに日本語に訳さない方がいいのですが)

ということです。


「彼のヒゲが彼を年上に見せさせる」という日本語訳、字面にとらわれると何を言っているのかわかりづらいですが、要するに

「彼のヒゲが要因である。その結果として、彼が年上に見える」

こういった「因果関係」を論理的に考えることです。


人によってはもともとそれをやっている人もいると思います。

しかし、こういった英語特有の表現を読むのには慣れも必要です。そして、それもやはり実戦を通してしか学ぶことはできません。

■英語の正しい読み方を身に付けるには

以上が今回のお話になります。このように、実戦を通してでしか学べないことはいろいろあります。

その実戦をできるようになるためにも、1〜3の練習をキッチリとやって、実戦に入れるだけの基礎体力をつけることが大切だと言えます。


その中で、2の「英文法を理解する」3の「正しい読み方を身に付ける」をやりたい方は、冒頭でお話しさせていただいた、

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と嬉しいご感想をいただいている講座でして、


「日本語に訳して読んでいる」
「適当に意味をつなげて読んでいるだけ」
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「長い文、複雑な文が苦手」

という方にオススメです。


ネイティヴの音声もついていますし、わからないところがあったら、制作者である私に直接メールでご質問いただけます。

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長文最後までお読みいただきありがとうございました。
皆様、今後とも英語学習がんばって行きましょう!



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